「クリエイター祭り」は2015年にスタートしてから毎年進化を続け、2024年に10回目を迎えた!クリエイターたちが交流し、学び、成長するための場所として、多くの支援者や参加者に支えられてきた。SNSや情報サイトの二次情報に惑わされず、身近な情報を参考にし、真剣に次のステージへと進むためのきっかけを提供する場として「3年後のステージを見極めよ」を2024年のテーマに掲げ、新たなチャレンジに挑んでいる。クリエイターたちの未来を応援する多彩な企画が、参加者一人ひとりに寄り添い、新しい可能性を広げる場を提供するイベントである。
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クリエイター祭りに参加すると何があるのか?
セミナーでも交流会でもなく「祭り」と冠した理由
クリエイター祭りは、クリエイターとして生きていくヒントがたくさん手に入るイベント。ただのスキルアップや交流ではなく、クリエイター人生を考えるイベントです。楽しく参加してほしいと「セミナー」や「交流会」ではなく、「祭り」と名付けました。有名な人の話を聞くのではなく、食事やお酒を飲みながらの名刺交換するみたいな交流会ではなく、参加型のクリエイターが考えたクリエイターのためのイベントとして主催カッシーさん(@strive)の周りにいる有志のクリエイターが集まり毎年企画・運営されています。
初めまして!クリエイターの独立支援を長年行っている株式会社クリエイティブユニバースのカッシーです!企業に向けてデザイン、Web、PRなど様々なクリエイティブコンサルティングを手掛けています。2011年よりクリエイターがフリーランス・副業するための情報発信をし続けていく中で「クリエイター祭り」が生まれました。(カッシーさんについて詳しく知りたい方はこちら)
あなたの人生を変えるストーリー「一歩先を行く先輩トーク」
クリエイター祭りの一番満足度の高いコンテンツ。クリエイター祭りの開始当初、他イベントでは業界の『すごい人』の話ばかりだった。しかし、刺激になっても自分ごとにならないと感じたカッシーさんは、身近な人の成功ストーリーを共有することが、より現実的な課題解決につながると考え、誕生したのが「一歩先を行く先輩トーク」だ。職業関係なく自分事として聞けるのが特徴。
クリエイターの個性に触れろ!「名刺・ポートフォリオ置き場」
2015年、自由にメッセージで交流できるスペースとして、付箋とコルクボードが設置された。参加者の多くは名刺を貼り予想外の展開となった。これが現在の「名刺置き場」へと進化。その後会話のキッカケにとポートフォリオも置くようになった。
今日はどんな人が参加してる?自分の立ち位置を知れる「クリエイター多数決」
2015年当初から続く名物コンテンツ。その場ですぐに結果が分かり、みんなで共有できる「クリエイター多数決」。クリエイター支援を長年続けているカッシーさんが、クリエイターのみんなに自分自身の立ち位置や周囲の状況を把握してほしいと考えて独自開発されたコンテンツ。スマートフォンを使ってゲーム感覚で楽しめ、毎年新しいデザインで参加者を盛り上げている。表立っては聞けないような質問もここでは聞くことができます。
安心して参加できる場所がある「ジャンル別交流・相談会」
参加者の悩みを少しでも多く解決したいという思いから生まれた「ジャンル別交流・相談会」。交流会やイベントでの対話が苦手な方にもあらかじめ相談する機会が用意されていることで、参加へのハードルを下げ、長年抱えていた疑問が解決する機会になってほしいという思いから作られた。人と話すのが得意でない人や、初めてイベントに参加する人にも配慮された、心強い企画である。
クリエイター祭りを始めた当初、クリエイター向けのイベントはほとんどありませんでした。また、この祭りはクリエイター自身が企画し、クリエイターのために作り上げた特別なイベントです。他にはない独自のものにしたいという強い思いを持ってスタートしました。
これまで協力してくださったクリエイターを応援する企業の皆様
【2015】3年後の自分は大丈夫?悩み爆発クリエイター100人祭り
- 「クリエイター祭り」爆誕!
- 「初めてのイベントということで目標50人でしたが、どうせやるならと100人に増加
- 爆弾頭のマスコットキャラクター「ワカヤマ」を作成
- すごい人ではなく、身近な成功ストーリーを聞くことを重視
クリエイター祭り(2015)のウラ話
クリエイター祭りの開始当初、クリエイター向けイベントは非常に少なかった。クリエイター祭りは、クリエイター自身が企画し、クリエイターに向けたイベントとして「他にはないもの」を目指してスタートした。6人ほどのクリエイターが運営スタッフにとって、これほどの規模のイベントの開催は初めてであり、戸惑いや試行錯誤の日々だった。専門学校に飛び込み営業へ行き、チラシを配るなど地道な集客活動を続けた。
イベント当日には、登壇者が座って話しているため、後ろの席からは顔が見えにくいことや、現場写真の撮影がうまくいかないといった問題も発生した。しかし、そうした困難を乗り越え、最終的には70名もの参加者が集まった。100人には満たないものの参加者の満足度も高く、イベントは成功を収めた。
当時、セミナーや交流会はハードルが高いと感じていました。そこで、「祭り」のように、もっとラフで楽しく参加できるイベントにしたいと思い、この祭りを企画しました。
【2016】3年後のあなたを変える!爆発スタート クリエイター200人祭り
- 主催者カッシーさんは監修へ
- 1回目の開催メンバーがメンターとなり、有志のクリエイターをメインに開催
- 眺望がきれい!「あべのハルカス」で開催
- 規模を拡大し、参加者定員を200人に。参加者+スタッフで140人のクリエイターが集結
- 「応援メッセージ制度」「協賛企業」「名刺置き場」を導入
クリエイター祭り(2016)のウラ話
実行委員長を務めたのは、1回目の参加者である村松佳優さん(昆虫写真家)。その他にも、フォトグラファーやWebデザイナーなどの有志のクリエイターが集まり、2回目のクリエイター祭りが開催された。この回では、「あべのハルカス」を会場に選び、クリエイター祭りを通じてより多くのクリエイターに悩みを解決してもらうことを目指し、集客目標を100人から200人に増やした。
また「応援メッセージ制度」を導入し、京都に本社を構えWebコンテンツの制作やコンサルティングを手がける『株式会社ウェブライダー』代表の松尾茂起さん、そして楽曲「可愛くてごめん」で有名なクリエイターユニット『HoneyWorks』のイラストレーター、ヤマコさんからメッセージをいただく。さらに『コワーキングひらば』や『クリエイター派遣の株式会社エキスパートスタッフ』が協賛企業として参加した。
クリエイター祭りの後には、フリーランスクリエイターとして必要なノウハウが学べる『4日間で最速で学ぶ「フリーランスカレッジ」』を開催。
2回目の開催では、活気のあるスタッフが集まり、実行委員会は非常に活発でした。1回目は集客に苦労したため、より大規模に開催したいというスタッフの声を聞いたときは驚きました。
【2017】3年後の自分へ爆裂ダーッシュ!!クリエイター200人祭り
- 参加者はスタッフを含め目標だった200人を超えるクリエイターが集結
- オープンソース技術の実践活用メディア「Think IT」にイベントレポートの掲載
クリエイター祭り(2017)のウラ話
イラストレーター・漫画家の高田ゲンキさんから応援メッセージを頂く。募集目標の200人を大幅に超え、参加者は230人が会場に集まった。雑誌・書籍・ムック・インターネット・イベントなど、クリエイター向けの多岐にわたる情報発信を行う『株式会社エムディエヌコーポレーション(MdN)』が協賛に参画。
【2018】爆誕!3年後には最強のワイ 悩み狙い撃ち!クリエイター200人祭り
- 会場を『ブリーゼプラザホール』で開催
- 大阪ではTwitter(現 X)で関西トレンド入り
- 昨年に引き続き、参加者が200人を超える
クリエイター祭り(2018)のウラ話
登壇者によるライブや、クリエイター支援のプロによる「フリーランスのお金事情」など、YouTube配信を活用したプレイベントを開始。スポンサーを前年の3社から10社に増やし、会場規模やコンテンツ内容をさらに拡充した。そして、翌年の2018年には大阪と東京での同時開催を予告し、注目を集めた。Twitter(現X)では”#クリエイター祭り”が関西のトレンド入りを果たしたのだった。
2018年には、ホールというちゃんとした会場にしたことで、イベントに物足りなさを感じ始めました。演出面やオープニング映像があった方が良いのでは…と考えるようになり、この頃から演出クオリティにもこだわる必要があると強く感じるようになりました。
【2019】3年後の可能性を立証せよ!クリエイター祭り 怪盗Wの挑戦状
- 大阪と東京で同時開催
- 大阪は昨年に引き続き『ブリーゼプラザホール』開催。脱出ゲーム風のコンテンツを導入し、クリエイティブな体験を強化。
- オープニング動画を作り始める
- 東京は『クリーク・アンド・リバー社』が会場提供
クリエイター祭り(2019)のウラ話
毎年、参加者が満足するイベントを目指して充実したコンテンツ作りに取り組む中、大阪開催のアートディレクター山本神恵さんの提案で、『怪盗「W」の挑戦状』と題し、ユニークなコンセプトの謎解きイベントを取り入れた。この謎解きイベントは参加者に好評だった。しかし、一昨年と昨年は参加者が200人以上だったため、スタッフ全員が自信を持って臨んでいましたが、今年は参加者とスタッフを含め150人未満となってしまった。
200人を超えるイベントを2年連続で開催したので、そろそろファンが増えてきたかなと思っていました。しかし、ユニークなコンセプトを取り入れたことで、何のイベントか分からなくなってしまったのが反省点です。謎解きゲームは参加者が一致団結して頑張り、正解を導くことでクリエイターの交流イベントの内容はとても楽しかったと思います。
【2019】初の東京版クリエイター祭り開催!
2019年春にクリエイター祭り東京をクリーク・アンド・リバー社の会場提供のもと開催。大阪で生まれた文化が東京でも受け入れられた。
【2020】初のオンライン開催 3年後の未来を描け!クリエイター1000人祭り
- 新型コロナウイルスの影響で、オンラインイベントに移行
- ZoomとYouTubeを活用したハイブリッド型のイベントに挑戦
- バーチャル名刺交換システムや椅子ヨガ、オリジナルグッズの制作など、他のオンラインイベントとは一線を画す試みが行われる
クリエイター祭り(2020)のウラ話
コロナ禍で世間では人が集まる機会が減少する一方で、オンライン化が進んでいった。日頃からオンラインでのコミュニケーションやITツールを使い慣れていたカッシーさんにとって、この流れは追い風となる。オンラインイベントが活性化する中、他にはない特別なイベントを作ろうと画策したのだった。
世間ではオンライン化が加速したことで、逆に僕の得意な方に寄ってきたように感じています。これまでは他のスタッフを実行委員長やアートディレクターとして擁立していましたが、2020年は僕が主導して取り組みました。その中で普通のオンラインイベントでは面白くないと思い、バーチャル名刺交換システムを作ったり、椅子ヨガを実施したりしました。
【2021】3年後まで待たれへん!悩み爆発クリエイター1000人祭り
- Adobeなど多くのスポンサーを募る
- 「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」「協賛」とスポンサーシステムを分類し、他社との連携を強化
- オンラインイベントの継続とともに、企業との連携がさらに強化される
- スタッフ内での最適化が進み、イベント運営の効率化を図る
クリエイター祭り(2021)のウラ話
2020年に引き続き、2年連続でオンライン開催を行う。コロナの影響で人々の意識が変わり、将来に不安を感じる方が増加。その結果、未経験からクリエイターへ転職したり、副業やフリーランスを目指す人も増え、こうした価値観の変化を考慮し、企画に取り入れることにした。
クリエイター系のイベントとしては念願のAdobeさんとコラボできたことが何よりも嬉しかったです!実は2020年の参加者の一人にいらっしゃったという驚愕の事実(笑)
【2022】3年後につながる出会いを!悩み爆発クリエイター祭り
- オープニング動画を使った演出が強化され、よりプロフェッショナルなイベント運営を目指す
- イベント運営の最適化が続き、DiscordやNotionなどのITツールを試しながら、運営負担軽減。
クリエイター祭り(2022)のウラ話
オンライン開催は3年目を迎えたが、運営メンバーやイベント企画にあまり変化がなかったため、カッシーさんは新しさを求めていた。そこで積極的にITツールを活用し、動画を作りたいスタッフがAfter Effectsを学んでオープニング動画を制作するなど、運営メンバーの知識やスキルを高めることに重点を置いた。
【2023】4年ぶりのリアル復活 3年後の未来を切り拓け!悩み爆発クリエイター祭り
- 4年ぶりにオフライン開催。イベント企画を再構築。
- この10回目を機にロゴの刷新やブランディングの強化も行われ、次の10年を見据えた新たなスタートを切る
- 準備の忙しさに加え、オープニング動画の制作予定はなかったが、物足りないと当日朝に急遽制作。
- 「3年後の未来を切り拓け」というテーマを掲げ、本気でクリエイターとして進むための新たなステップを促す。
- JR大阪駅直結 グランフロント大阪で開催
クリエイター祭り(2023)のウラ話
4年ぶりのオフライン開催となり、オフライン開催を経験した運営スタッフがほとんどいなかった。ウェビナーなどオンラインイベントが盛んになっていたため、足を運んでくれる参加者に満足してもらえるイベント企画を目指し、カッシーさんは改めて本腰を入れてリアルイベント企画を再構築。
オフラインの場で集まり、みんなで共有することは非常に大事です。現場でしか感じられない緊張感や、クリエイターに必要な情報をしっかりと伝えたいという運営スタッフの想いを、時間を取って参加してくださった方々に感じてもらいたいと思っていました。
【2024】3年後のステージを見極めよ!悩み爆発クリエイター祭り
2024年のテーマは「3年後のステージを見極めよ」。現代のSNSや情報過多な環境に流されることなく、自身の未来をしっかり見据え、次のステップへ進むためのヒントを提供。身近な成功ストーリーを通じて、参加者が共感し、自らの成長への手がかりをつかむことを大切にする。
常に進化し続ける「クリエイター祭り2024」は、クリエイターたちが次のステージへと進むための確かな一歩を踏み出す機会となるだろう。本気でクリエイターとして生きていくために、新しいステージに進むことを目指す内容となっており、皆さんの未来の可能性が広がる瞬間を、ぜひこの祭りで体感してほしい!